ニート経験者が語るニートの辛さ

これはもう今から2年前のことになる。地元国立中学を下位で卒業し、私立高校に入学したのはいいものの、鬱っぽくなり退学。入学したその年の8月に中退したが、所属先もないまま次の年の3月まで半年ほど中卒ニート生活をしていた。

どうやら、中卒というのはかなりレアな経歴らしい。先日じゅそうけん(@jyusouken_jp)さんがTwitter(X)に同世代を100人の村で表すと…というツイートをしていたが、どうやら中卒はその中で1人だけらしい。1/100。1%だ。学歴厨みたいな書き方はしたくないが、旧帝一工と医学部医学科を足し合わせた数(3人)よりも少ない。今でこそ在籍している学校があるが、そんなところに足を踏み入れていた自分が過去にいると思うとものすごく鳥肌が立つ。

ニートのつらさについて少し語ろうと思う。私が経験した"中卒ニート"のことがメインになるかもしれないが。

 

まず第一に、社会的な孤立を感じる。

同じ16歳、同級生はみな学校に通っているのに自分はというと…自宅警備。外に出るのもおっくうになる。平日の昼間に街中をぷらぷらしているには定年退職したおっちゃんか、仕事が休みの大人だけ。まわりを見渡しても同世代の人はいない。だからめちゃくちゃ目立つし、他人からの目線を感じる。夕方でも、下校時間帯のキラキラした同世代を見ることになる。誰か知り合いに会って、「久しぶり~!今何してるん?」なんて聞かれたらたまったもんじゃない。まともに答えられる気がしない。

インスタなんかをみれば、部活に勉強、それぞれ何か目的をもって毎日を過ごしている同級生と、今後の進学先の見通しすらついていない自分をことあるごとに比較してしまい、自分が何者なのかわからなくなってものすごくつらかった。

 

もちろん、他人と会話なんてできるわけがない。私は半年間のニート生活で、会話するときに目を合わせるというのがとても難しくなった。きょろきょろしちゃうっていうか、目を背けたいかんじ。これは今でもまだ治っていない。どこかで負い目を感じているのかもしれない。

どこにもぶつけようのない、社会からの疎外感が日に日に増してくる。

 

次にあげるならば経歴上の問題。

高校をやめて中卒になるというのは生きていくうえで、大きなハンデになる。(親がいってたのをマルパク。)

なぜかはいうまでもない、"普通はしない"ことだから。留年や休学のほうがはるかにまし。一般的な人が普通にできる「高校卒業」ができないということは就職するにしても進学するにしても目を付けられかねないだろう。中退はよほどの理由でない限りは社会の信頼を損ねるんだろうね。まだバイトすら1回したことないからわからんけれども。

 

今回は眠いのでこの辺で。次回も続き書こうかと思う。ではまた。